一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

持続可能な開発に関する北京宣言を採択 ASEM第7回首脳会合

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2008.10.28 【情報源】外務省/2008.10.25 発表

 2008年10月24日から中国の北京で開催されていたアジア欧州会合(ASEM)(注)第7回首脳会合は、2日間にわたる討議内容を総括した「議長声明」、「持続可能な開発に関する北京宣言」、「国際金融情勢に関する声明」−−の3文書を採択した。
 3つの採択文書のうち「議長声明」には、「持続可能な成長」の項が盛り込まれ、国連ミレニアム目標(MDGs)達成の重要性、日本が主催した気候変動への適応に関するASEMセミナー等の結果を評価。2009年末までに野心的、実効的かつ包括的な結果を得ることを確認宣言された。
 また「持続可能な開発に関する北京宣言」では、(1)バリ行動計画を歓迎し、2009年までの交渉妥結のために先進国は国別総量目標などで指導力を発揮し、途上国も対策をとらないシナリオの下での排出量からの離脱のために行動をとる、(2)長期目標を含めた共有のビジョンの必要性を強調し、IPCC報告書の非常に野心的な複数の目標を考慮することを国際社会に求める、(3)途上国気候変動への適応能力の強化、セクター別アプローチを含め技術面での協力、途上国への資金的支援の拡大、自然災害への対応に向けた情報交換の強化等を確認、(4)本年末のポズナンでのCOP14で決意と切迫感を持って行動し、来年末のコペンハーゲンでのCOP15では2013年以降の野心的、実効的かつ包括的な合意に向けて作業を行う。−−などの内容が盛り込まれた。【外務省】

(注)ASEMはアジアと欧州の結びつきを深めるために1996年に発足したフォーラム。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク