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環境ニュース[海外]

アメリカ 空港での凍結防止剤による水質汚染対策を強化

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2009.09.02 【情報源】アメリカ/2009.08.19 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、空港の安全な運営を維持しつつ、滑走路や航空機の凍結防止作業を環境に配慮したものとするため、新たな規則を提案した。空港の凍結防止作業による排出物は、水質に多大な影響を及ぼすおそれがあり、野生生物の減少や水道水源の汚染を引き起こす可能性がある。また、住宅地や公園に影響が及ぶおそれもある。
 EPAでは、全国の商業空港200カ所以上について、航空機や滑走路の凍結防止作業に伴う排水処理に関する規制事項を提案。凍結防止剤を最も多く使用している主要空港6カ所では、規制を遵守するために凍結防止パッドを導入するとともに、これより使用量が少ない空港では、使用した凍結防止剤の20%を回収することになりそうだ。滑走路の凍結防止に尿素を利用している約50カ所の空港(推計)では、アンモニアの排出量を削減するか、凍結防止のために環境により配慮した装置を利用することになる見込み。
 EPAと州では、提案された規制事項を流出水許可に盛り込む予定。規則案については、連邦官報掲載後、120日間にわたってパブリックコメントを募集する。【EPA】

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