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環境ニュース[海外]

フランス 2009〜2012年の廃棄物対策の重点課題を提示

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2009.09.17 【情報源】フランス/2009.09.09 発表

 フランスのボルロー大臣とジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)は、新たな廃棄物全国会議を設置し、ゴミやリサイクルについて、2009〜2012年の重点課題を示した。
 廃棄物全国会議では、廃棄物に関する2009-2012年の政府の行動計画に従うことを確約。この行動計画では、廃棄物の発生抑制、リサイクル、有効利用を優先課題と位置づけた環境グルネル(環境懇談会)の約束を実現するもので、以下のような事項が盛り込まれている。
●家庭ごみの発生量の7%削減。今後5年間で住民により実施。
●家庭ごみについて、素材・有機ゴミのリサイクル率を2012年に35%、2015年には45%に改善。企業の廃棄物容器包装については2012年から75%を目指す。
●焼却分と保管分の量削減、環境・健康への影響を軽減。
 閣外大臣は、この野心的な目標に答えるため、5つの計画の柱を発表した:
廃棄物の発生抑制のための地方公共団体や市民向けの普及啓発、情報提供。財政的なインセンティブを徐々に実施。
拡大生産者責任の手続きの中にリサイクルを位置づけ。製品などリサイクル素材の指定をEUレベルで交渉。
●家庭ごみの50%を占める有機系廃棄物の有効利用
●焼却される廃棄物の量を一定量に抑え、税制措置を適用、保管・焼却施設に関する情報を改善する対策を提案
建設廃棄物リサイクルであり、現在は3分の1以上が有効利用されていない。
 行動計画は2011年には2億5900万ユーロ規模の強化手段が予定されている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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