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環境ニュース[海外]

世界資源研究所(WRI)、上海の産業施設のエネルギー効率改善を支援

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.07.08 【情報源】その他/2010.06.25 発表

 世界資源研究所(WRI)は、上海交通大学エネルギー研究所と協力し、上海の産業施設のエネルギー効率改善を支援する新事業に着手したと発表した。これは、官民資金による米中気候行動パートナーシップ(PCA)プログラムの一環として行われるもので、WRIのクリーン技術事業への資金調達実績と、上海交通大学の上海企業に対する省コスト・省エネ事業支援の経験を活用する。
 新事業には、WRIが過去、サンフランシスコ湾岸地区における風力・太陽光発電事業で成功した方法を導入。30〜40の省エネ事業を一つのポートフォリオに集約して企業の資本コストと取引コストを削減し、その分を省エネ設備の導入・資金調達に投入する。今回の事業には国有、外資系、民間の企業23社が参加。成功すれば、エネルギー関連の温室効果ガス排出を年間6万トン削減し、中国の現行五ヵ年計画のエネルギー効率目標を達成、さらに、省エネサービス企業(ESCO)の市場拡大にもつながるという。
 WRIの気候・技術関連事業部のペレラ共同責任者は、「ドル資本をめぐる競争でエネルギーコスト削減への投資が後回しになるなか、国内のエネルギー使用量のうち、3分の2は産業部門が占める。産業施設の効率改善は中国全体の省エネ達成に欠かせない」と期待する。【世界資源研究所

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