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環境ニュース[海外]

気候変動に関する政府間パネル第32回総会、プロセスと手続の強化を決定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.10.29 【情報源】その他/2010.10.14 発表

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2010年10月開催の第32回総会において、一部のプロセスと手続を強化することを決定した。IPCCは、インターアカデミーカウンシル(IAC)がIPCCのプロセスと手続について独立の立場で行ったレビューで指摘した勧告を検討。勧告がIPCCの作業方法と管理の改善につながり、IPCCの中心的目的である気候科学の最善の評価の確保にもつながると判断した。総会では、多くの勧告を直ちに実施することに合意した。勧告には、不確実性に関するガイダンス、非査読文献、潜在的な誤りへの対処などが含まれる。IACのレビューでは、IPCCが気候変動の科学・技術・社会経済的側面の理解向上に大きく貢献したこと、世界を代表する科学者らが厳しい評価プロセスに取り組んだことも強調している。2014年発表予定のIPCC第5次評価報告書の作成作業は進んでおり、今回のIPCCの決定はこの作成プロセスに活かされることになる。IPCCのパチャウリ議長は、「IACレビューの重要な勧告を受け入れたことによってIPCCが強化され、気候科学の正確な評価が確保される」として歓迎の意を示した。【気候変動に関する政府間パネル(IPCC)】

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