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環境ニュース[海外]

アメリカエネルギー省、省エネ対策のモデルとなる「クール・ルーフ」の設置完了

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.12.27 【情報源】アメリカ/2010.12.14 発表

 アメリカエネルギー省(DOE)のチュー長官は、DOE本部西ビル屋上の新クールルーフの設置を完了したと発表した。クールルーフは、建物の屋上表面に白色など明色の素材や特殊な塗装を用いて太陽熱を効率よく反射させるもので、冷房用のエネルギーと費用を節約し、温室効果ガス排出も削減する。今回の設置は、改修時期にあった屋上工事の一環として行ったため、クールルーフにすることで新たなコストは発生せず、建物の冷房用電力を毎年2000ドル節約できるという。今年チュー長官は、DOEの建物屋上の新設か改修の際、費用効果が高い場合はすべてクールルーフ化するよう指示を出しており、この本部ビル屋上の工事も今年夏から行われていた。今回の西ビルの屋上部分で2万5000平方フィートがクールルーフ化され、2011年春に計画されているDOE本部南ビルの工事(6万6000平方フィート)とあわせて、納税者が支払うエネルギー代は毎年8000ドル節約されるという。通常の暗色の屋上は、太陽熱を吸収するため、暑い日には華氏180度にもなる。明色のクールルーフであれば、屋上表面の温度はそれより50度ほど低いとされる。DOEのウェブサイトでは、DOEビルの屋上での設置工事の様子やこの技術の利点の説明するビデオを掲載している。【アメリカエネルギー省】

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