国連環境計画の閣僚級フォーラム、2012年のRIO+20に向け、グリーン経済化の加速と環境ガバナンスの強化を要請

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2011.03.11 【情報源】国連／2011.02.24 発表

2011年2月の国連環境計画（UNEP）管理理事会／グローバル閣僚級環境フォーラムで、各国閣僚はUNEPに対し、2012年にリオデジャネイロで開催される「国連持続可能な開発会議（Rio+20）」に向け、グリーン経済への移行に真剣に取り組む国々を支援し、グリーン経済化に向けた様々な取り組みをRio+20のアジェンダとするために積極的な活動をするよう要請した。UNEPは、Rio+20のテーマである持続可能な開発と貧困根絶の実現には、グリーン経済化の加速と、そのための制度的枠組みである国際環境ガバナンス（IEG）の強化が必要としたうえで、適切な公共政策をとれば、GDPの2％の投資で世界経済が低炭素型で資源効率の高いグリーン経済へ移行し、人間活動を生態学的な許容範囲の中にとどめつつ今後40年間成長を続け、雇用を拡大できると示唆する報告書を提出した。閣僚級フォーラムはまた、UNEPに対し、他の国連機関と協力して、社会全体での持続可能な消費と生産の促進を目指し、10年間のプログラムの「枠組み」を作成することも要請した。【国連環境計画（UNEP）】