世界資源研究所、中国国家発展改革委員会と持続可能な都市のため協力

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2012.01.25 【情報源】その他／2012.01.11 発表

　世界資源研究所（WRI）は、2012年1月11日、中国の国家発展改革委員会（NDRC）と、中国における持続可能な発展に向けた協力強化のための覚書に調印した。中国の幹部級代表団は、WRIの主催により、低炭素発展に関する意見・情報交換を目的に訪米中で、覚書調印は、代表団が訪問中のワシントンDCで、WRIの理事会バビット副理事と、中国代表団を率いるNDRC気候変動部のス・ウェイ部長により行われた。
　中国政府代表者らで構成される代表団は、1週間をかけワシントンDCをはじめ全米5都市を訪問する。代表団には、上海、広州等の地方都市で低炭素の都市開発政策の決定と実施を担当する代表者も参加しており、アメリカ連邦政府、多国間機関、企業、学術、財団等の代表者と会合し、地方レベルでの協力、炭素金融、炭素取引制度、都市計画、輸送、国際気候行動など、低炭素発展について話し合う予定だという。
　WRIは都市開発、輸送、気候等の持続可能性の問題に長く取り組んでおり、2011年12月には、中国、インド、ブラジルの都市の環境持続可能性と居住性を高める取組のため、キャタピラー財団から5年間で1250万ドルの支援を受けている。【世界資源研究所】