UNDP-UNEP貧困・環境イニシアチブ（PEI）、加盟国の環境と貧困の対策支援に向け新プログラム開始へ

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2013.06.26 【情報源】国連／2013.06.14 発表

　国連開発計画（UNDP）と国連環境計画（UNEP）の「貧困・環境イニシアチブ」（PEI）は、2013-2017年の新たなプログラムを打ち出した。これは、貧困を軽減しつつ、自然資源の持続可能な利用を促進し健全な環境を維持拡大する対策への支援を求める国連加盟国の要請に応えることを目的としており、従前のプログラムにおいて進めてきた「貧困問題と環境の主流化」から得られた成果、4つの地域戦略、ジェンダーと平等の問題を組み込んだほか、市民社会などの利害関係者とのパートナーシップ強化などにより、貧困問題と環境の主流化を通じた長期的な持続可能性向上に取り組むという。新プログラムは、2013年6月12日のUNDP執行理事会の会合に合わせてノルウェーとスウェーデンの政府が主催したイベントで発表された。
　PEIはUNDPとUNEPの合同イニシアチブであり、2008年の規模拡大以来、約30カ国の支援要請に応えてきた。新プログラムではミャンマー、モンゴル、インドネシア、アルバニア、ペルー、パラグアイなどが新たな支援対象となる見通しである。【国連環境計画】