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環境ニュース[海外]

EU 地球観測システム「コペルニクス」集約データの公開を公表

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2013.11.27 【情報源】EU/2013.11.13 発表

 欧州委員会は、地球観測システム「コペルニクス」によって集約される重要な環境データを、無償かつ無制限で公開することを公表した。自然や他の災害リスクの増大に直面する中、コペルニクスは観測でもたらされた知見を集約し、陸、水、大気における環境の状態を観測し、同時に市民の安全を向上させる情報サービスを確立することを目指している。また、温室効果ガスオゾン層、紫外線のレベルなど、環境政策への影響評価を安易にするために国境を越えたデータを提供している。公開システムは、12月に利用開始となり、環境データの作成・普及サービス業や宇宙産業、さらに運輸業、石油・ガス業、保険業、農業など、様々な産業が利益を受けることになるという。これについては、コペルニクスにより、2030年までに300億ユーロの利益がもたらされ、5万人の新規雇用を生み出されるという研究結果も出ている。さらに、市民、経済界、研究者、政策決定者が行う、環境対策や政策決定プロセスにおける考慮を支援するものとなる。【欧州委員会環境総局】

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