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環境ニュース[海外]

アメリカ五大湖回復計画、エリー湖の有害藻類ブルーム対策プロジェクトを支援

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2014.09.17 【情報源】アメリカ/2014.09.03 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、五大湖回復計画(GLRI)の一環として、エリー湖で発生した有害な藻類ブルームから人々の健康を守るため、オハイオ、ミシガン、インディアナ州の州機関および米国地質研究所、農務省自然資源保全局、海洋大気庁に対し、1200万ドルを支援すると発表した。2014年8月初旬、エリー湖では、大量のブルームにより毒素ミクロシスチンが発生。浄水場が被害を受け、周辺住民約50万人に飲用禁止令が出された。EPAはただちに連邦および州機関と、エリー湖流域におけるブルーム関連のリスクを最小限に抑える対策を協議した。今回のGLRI資金はこの協議で決まった緊急対策に充てられる。具体的には、
 ・浄水場事業者や海岸管理者による健康被害抑制策を支援するためのモニタリンおよび予測の拡大
 ・有害ブルームを発生させるリンの流出削減を目指したエリー湖集水域の農家へのインセンティブ強化
 ・エリー湖支流におけるリン負荷の測定向上
に活用される。EPAは来年度以降もこの問題に関する取組を続けるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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