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環境ニュース[国内]

NEC、漏水監視サービスの実証実験を米国アーリントン市と実施、有効性を確認

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2015.07.17 【情報源】企業/2015.07.14 発表

 NECは、上水道管の漏水を早期に発見する漏水監視サービスの実証実験を米国テキサス州アーリントン市の水道局と共同で実施し、有効性を確認した。同局職員が人手で行っていた漏水調査が大幅に効率化できることを実証した。サービスは高精度のセンサーと、インターネットを介してソフト・サービスをやり取りするクラウドを組み合わせた。
 実証実験は、アーリントン市で実際に使われている上水道を使って2014年11月に始めた。市内2カ所のエリアの上水道に計33個のセンサーを設置した実験によって、3件の漏水を数メートル以内の誤差で検知できた。サービスを導入することで漏水検査が効率化して水資源の有効活用につながる。実験の成功を受けて同市は本格導入を検討している。
 NECの漏水監視サービスは、漏水の微細な振動が把握できる通信機能付きセンサーを上水道管に多数接続し、センサーからの大量のデータをクラウドシステムで解析する。水道事業者は、漏水の発生とその地点が画面上で素早く正確に分かり、一般的に数カ月以上放置されることが多い漏水が、発生から1週間以内に検知・処置できるようになる。
 米国ではライフラインの老朽化が進み、維持・管理に多くの労力が必要になっている。アーリントン市でも上水道管の老朽化に伴う漏水対策が求められているものの、従来の漏水調査では埋設された管路の漏水音を保守員が耳で確認するため、管路の状態変化をタイムリーに把握することは難しく、調査の高度化と運営の効率化を狙いに実験した。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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