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王子ホールディングス、植物由来セルロースナノファイバーの化粧品原料を研究

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.09.02 【情報源】企業/2015.08.31 発表

 王子製紙を傘下に持つ王子ホールディングスは、植物由来セルロースナノファイバーの化粧品原料としての新たな用途・機能の研究を始める。化粧品原料の日光ケミカルズ(東京・中央区)と共同開発することで合意した。セルロースナノファイバーは木質繊維の径を数〜数十nm(ナノメートル:1nmは100万分の1mm)にした素材を意味する。
 セルロースナノファイバーの原料になる木質繊維は、再生可能資源の森林から供給される環境配慮型素材で、生産・廃棄での環境負荷が小さく、軽量なことも特長だ。その水分散物には「チキソトロピック」特性がある。これは一定温度でゲル(半固体)に、かくはんや振り混ぜなどの力を加えると粘度が減少し、やめると元に戻る現象を指す。
 保水性、増粘性、粒子分散安定性に優れるうえ、ベトつくことがなく水をまとうようなみずみずしい感触があり、化粧品への幅広い応用が期待できるという。王子ホールディングスは、高品質のセルロースナノファイバーを効率的に生産する独自のプロセスを開発し、用途を研究している。基礎評価で化粧品原料に活用できる機能が見付かった。
 日光ケミカルズは化粧品原料のトップ企業で、環境配慮と経済性を両立させた持続可能な発展を戦略に掲げ、高品質・高機能な化粧品原料を開発・製造している。今後、王子ホールディングスと日光ケミカルズは、それぞれの事業分野で蓄積した技術や経験を融合させ、セルロースナノファイバーを使用した新たな魅力的な製品開発を推進する。【王子ホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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