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環境ニュース[国内]

JFEエンジニアリング、被災地の福島県楢葉町で廃棄物焼却・減容化処理を受託

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.10.14 【情報源】企業/2015.10.08 発表

 JFEエンジニアリングは、2011年3月に起きた東日本大震災の被災地である福島県楢葉町で、汚染廃棄物対策地域内の廃棄物焼却・減容(容積減少)化処理業務を受託した。仮設焼却炉を建設し、プラント運転管理、焼却炉の解体までを一括して担当する。2016年秋に処理を始め、2020年3月までに業務を完了する。同県での処理受託は5件目となる。
 環境省の福島環境再生事務所が発注し、JFEエンジを代表企業にした飛島建設との共同企業体で受託した。1日あたり200tの処理能力があるストーカ式の仮設焼却炉を造り、災害廃棄物と除染廃棄物を処理する。ストーカ式は、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で焼却対象物を突き上げて移動させながら燃焼させる仕組みを指す。
 福島県では各地で災害廃棄物や除染廃棄物の焼却・減容化処理が進められ、JFEエンジは今回以前に4件の業務を受託した。このうち葛尾村(処理能力1日200t)、南相馬市(国直轄炉で同200t)、伊達市の伊達地方衛生処理組合(伊達市、桑折町、国見町、川俣町で同130t)は仮設焼却炉が4月から順次運転を始め、順調に処理している。
 もう1件の南相馬市(国代行炉で同200t)については、2016年夏の運転開始に向けて現在建設を行っている。南相馬市では2件の設備で同市全体の災害廃棄物処理を担当する。今回の楢葉町が5件目にあたり、JFEエンジはこれまでの経験やノウハウを生かしてプロジェクトを実施し、グループを挙げて震災被災地の早期復興を後押しする。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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