IPCC、コミュニケーションに関する専門家会合開催へ

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.02.17 【情報源】国連／2016.02.04 発表

気候変動に関する政府間パネル（IPCC）は、第6次評価報告書の作業に着手するにあたり、報告書をよりわかりやすく政策決定に役立つものとするため、「コミュニケーション」をテーマとした専門家会合を開催する。IPCCによると、IPCCの評価報告書は、気候変動に関する科学的知見の情報源として信頼を得ているが、専門家以外にも理解でき、政策決定者などに役立つように情報を伝えることが課題になっているという。こうした中、2015年にケニアのナイロビで開催されたIPCC第41回総会で、2014年11月に完成した第5次評価報告書の情報発信から得た経験、最優良事例、教訓を共有するため、今回の専門家会合の開催が要請された。専門家会合は、2016年2月9、10日にノルウェーのオスロで開催され、政府、市民社会、学術界、報道機関、民間企業などから約50人の専門家が出席する。出席者には、IPCCビューローや技術支援ユニットの過去および現在のメンバーも含まれ、会合の成果を第6次評価報告書の作成に役立てるという。【気候変動に関する政府間パネル】