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環境ニュース[海外]

世界気象機関など、南アジアにおける熱波による健康被害を防ぐためフォーラムを開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.05.10 【情報源】国連/2016.04.24 発表

 世界気象機関(WMO)などは、2016年4月26〜28日にスリランカで、南アジアの気候および保健の専門家を対象に、熱波による健康被害を防ぐためのフォーラムを開催する。過去50年にわたり熱波は増加しており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、熱波の期間や頻度、強度は21世紀も高まると予測される。2015年には南アジアの多くの国で熱波による深刻な健康被害が発生し、インド気象局によると2016年4月〜6月も中程度または深刻な熱波が発生する可能性が高いという。こうした中、今回のフォーラムでは早期警戒システムの広範囲にわたる導入や、市民や専門家が熱波のリスクを把握および監視し、健康リスクを軽減するための行動計画の策定について協議する。インド気象局は、従来のモンスーン予報に加え、2016年から熱波予報の提供を開始しており、今回のフォーラムで主要パートナーとなっているインド公衆衛生研究所も主要都市で熱波と健康に関する行動計画を実施しているという。フォーラムでは特にこのインドの事例を模範とし、他の地域への導入を検討する。

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