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環境ニュース[海外]

ドイツ 都市部における再原生林づくりを目指すプロジェクトが開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.07.08 【情報源】ドイツ/2016.06.20 発表

 ドイツ連邦環境省は、デッサウ=ロスラウ市、フランクフルト市、ハノーファー市が実施する生物多様性プロジェクト「原生林づくりに取り組む都市」に対し、今後6年間で合計330万ユーロを支援することを公表した。連邦自然保護庁が専門機関としてプロジェクトの運営に関わる。連邦環境省の管轄では、既に、都市における緑化管理に焦点を当てたプロジェクトが開始しているが、今回のプロジェクトでは、旧市民農園や利用されていない居住地など自治体が所有する土地を、再び、豊かな生物多様性を実現する野生の生息空間にすることを目指す。また、ネガティブな印象が伴う「みすぼらしい休閑地」として見られていた土地を、生物多様性と自然体験の場を併せ持つポジティブな「都市原生林」への印象を変えていくとしている。このプロジェクトを通じて、自治体が財源支出を削減できるかは、プロジェクト終了時に分析される。プロジェクトコーディネーターは、「社団法人 生物多様性自治体」連合を運営しているフランクフルト市が担う。さらに、ハノーファー市とデッサウ=ロスラウ市、ハノーファー大学、Bio-Frankfurt、ゼッケンベルク自然研究協会、アンハルト大学がプロジェクトパートナーとして関わる。

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