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環境ニュース[国内]

住友林業、インドネシア子会社が支援する植林共同組合が山林のFSC認証を取得

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2017.01.31 【情報源】企業/2017.01.27 発表

 インドネシアの植林共同組合、KBM(コペラシ・ブロモ・マンディリ)-KTIは、所有する山林206.67haのFSC森林管理協議会)のFM(森林管理)認証を1月4日に取得した。同組合は住友林業のインドネシア子会社、クタイ・ティンバー・インドネシア(KTI)が支援している。KTIにとって別の植林共同組合に続いて2件目となり、FSC認証商品の需要増に対応する。

 FSCは、生産を行う森林や製品、流通過程を評価、認定、監督する国際機関の1つで、FM認証と、認証を受けた森林から切り出された木材を適正に分別管理して使用していることを証明するCoC(加工・流通過程の管理)認証がある。KTIは2005年1月にCoC認証を取得し、認証の価値が認められている欧州を中心にFSC認証商品を販売してきた。

 KTIが支援するもう1つの植林共同組合、KAM(コペラシ・セルバ・ウサハ・アラス・マンディリ)-KTIは、2008年12月にFSC-FM認証を取得している。KITはこれまでKAM-KTIの認証面積を拡大するなどして供給量の増加・安定化を推進してきた。一層の需要拡大に応えるため、2件目の取り組みを始め、今回KBM-KTIがFSC-FM認証を取得した。

 KBM-KTIは2015年12月に設立され、持続的な森林経営体制、法令順守、環境保全の仕組みを作ってきた。認証取得にあたりKTIは、苗木を無償配布し、住民の土地で育ててもらって買い取るノウハウを生かした。KTIは今後も認証面積の拡大を視野に、環境価値の高い製品の製造・販売を進める。KTIは合板や木材加工品を手掛けている。【住友林業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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