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環境ニュース[国内]

栃木県、スマートコミュニティ導入支援 栃木・さくら・那珂川を選定

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.02.06 【情報源】地方自治体/2016.11.14 発表

 栃木県は、中山間地域に豊富に存在するバイオマスによる熱供給事業を核としたスマートコミュニティ構築の促進を目指す「中山間地域スマートコミュニティ導入支援事業」の有望地域として、栃木市、さくら市、那珂川町の3プロジェクトを選定した。県は市町などと連携し、事業化に向けた支援を行う。
 栃木市のプロジェクトは、超小型熱電供給バイオマス設備を導入し、温浴施設などの公共施設4カ所に熱と電気を供給する。設備導入により、化石燃料からバイオマス燃料への転換と、施設全体での省エネを図る。
 さくら市では、民間事業者が燃料用作物として栽培したイネ科の「エリアンサス」からペレットを製造し、公共温泉施設に導入するペレットボイラーの燃料にする。将来的には、農業用ハウスなどへペレットボイラー導入を拡大し、エネルギーの自給自足を目指す。
 那珂川町では、木質チップボイラーの余熱(温水)を野菜温室で多段階利用し、南国フルーツなど高付加価値農産物を生産・販売する。また、再生可能エネルギー施設や農業施設への視察受け入れを展開。将来的には、加工場や保冷庫などを設置し、観光型農業施設を目指す。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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