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環境ニュース[国内]

三菱地所レジデンスなど、マンション用全館空調システムで新型開発へ実証実験を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.02.08 【情報源】企業/2017.02.02 発表

 住宅分譲事業の三菱地所レジデンス、環境配慮型ライフスタイル調査・提案のメックecoライフ、注文住宅の三菱地所ホームの三菱地所グループ3社は、省エネと快適性に配慮したマンション用全館空調システム「マンションエアロテック」の新型開発に向けて、実証実験を3月下旬に始める。東京・文京の分譲住戸で実施し、コスト抑制を目指す。

 三菱地所ホームは全館空調システム「エアロテック」搭載の一戸建て住宅で20年以上の実績がある。2006年以降は三菱地所グループが開発・分譲する新築マンションにマンションエアロテックを採用している。今回の実証実験により、導入コストを低減しながら快適性を高める新型「新マンションエアロテック」を開発する。

 マンションエアロテックはエネルギー消費効率が高いヒートポンプ式のシステム機器、全熱交換形の換気ユニットで冷暖房費が抑えられ、廊下や水回りも適温に保つなどの特長がある。半面、マンションは天井裏への空調ダクトの埋設が困難で、各階の高さが十分に確保できる高額物件以外は導入が難しかった。天井裏の工事費用も高額になる。

 新マンションエアロテックは、天井空間の空調ダクトの代わりに、二重床の床下空間を活用して空気を送る経路にすることで、複雑なダクトルートの検証やダクト工事が要らなくなる。室内機は床置き型1台だけで省エネを図る。実証実験は、実際に空調効率を検証するために人が住むマンションで行い、協力できる住人に相場より安く賃貸する。【三菱地所レジデンス株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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