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環境ニュース[国内]

北海道鹿追町、しかおい水素ファーム開所 家畜のふん尿から水素製造

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.03.14 【情報源】地方自治体/2017.01.24 発表

 酪農が盛んな北海道十勝地方・鹿追町の環境保全センター内に、家畜のふん尿を発酵させたバイオガスから水素を製造して供給する「しかおい水素ファーム」が運営を開始した。
 家畜のふん尿を原料に水素の精製、製造、貯蔵、輸送、供給、利用まで一貫して行う日本初の水素サプライチェーンの実証施設。寒冷な酪農地帯での水素燃料供給の課題や二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果などを検証する。
 同事業は環境省が推進する「地域連携・低炭素水素技術実証事業(低炭素な水素サプライチェーン実証事業)」の一環。エア・ウォーター、鹿島建設、日鉄住金パイプライン&エンジニアリング、日本エアープロダクツの4社による共同事業で、施設は代表事業者のエア・ウォーターが運営する。
 北海道で初の定置型水素ステーションを同ファーム内に設置。製造した水素は燃料電池車(FCV)や燃料電池フォークリフトで利用する。水素を圧縮して運搬用ボンベに詰めて運び、公共施設などに設置する定置型燃料電池で使用するほか、環境保全センターのエネルギー源としても活用する。
  
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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