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環境ニュース[国内]

三菱電機、受配電システム製作所に真空バルブ・真空遮断器工場を新設、CO2削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.03.07 【情報源】企業/2017.03.02 発表

 三菱電機は、受配電システム製作所(香川県丸亀市)に真空バルブ・真空遮断器工場を新たに建設する。再生可能エネルギー設備の導入や、電力、鉄道、工場などでの既設配電設備の更新をはじめとする、需要の拡大を見込む。自社省エネ機器の採用やエネルギーの「見える化」などで消費エネルギーを抑え、工場のCO2排出量を削減する。

 真空バルブは真空遮断器の主要部品で、真空遮断器は配電盤などに搭載し、故障時に短絡電流を遮断して回路を保護する機器を指す。中長期的に需要増が予想されることから、新工場を設けて生産能力の確保と製品競争力の強化を図り、シェア拡大と海外での新規市場開拓を目指す。2018年1月の建屋完成と、7月の本格稼働開始を予定する。

 新工場は環境に配慮し、自社製の最新省エネ機器を導入する。併せて、エネルギー損失の可視化などによってエネルギー消費量を低減し、年間のCO2排出量を約280t削減する。省エネ性能に優れるLED(照明)や高効率の空調機、変圧器などを備え、出力200kWの太陽光発電システムも搭載する。システムは600kWまでの拡張を計画している。

 新工場は2階建てで約1万4200m2の延べ床面積があり、生産・試験エリアと事務所・設計エリアで構成する。これまで受配電システム製作所の敷地に分散していた真空バルブ生産工場と真空遮断器組立工場を集約し、部品加工から組立・出荷まで真空遮断器を一貫製造する。これにより、生産性を高める。2025年までに120億円以上の売り上げを目標にする。
【三菱電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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