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環境ニュース[海外]

欧州委員会 各国の違法埋立処分地等を公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.10.16 【情報源】EU/2002.10.01 発表

 欧州委員会による埋立処分地を主題とした「優秀者・違反者(Name, Shame and Fame)」セミナーにおいて、マルゴット・ヴァルストロム環境委員は、いまだに違法かつ不適切な管理下にある埋立処分地が操業している問題をとりあげた。
 このセミナーの目的は、廃棄物埋立処分について、EU法令の完全な履行がいかに重要か、理解を深めてもらうものである。埋立処分は、適切な管理がなされないと大気汚染悪臭、土壌や水質汚染、そして地下水汚染を引き起こすおそれがあり、市民の環境や健康に対する懸念を引き起こすものとなっている。
 欧州委員会は、市民からの埋立処分に関する数多くの苦情に従い、7加盟国36の特定埋立処分地に対して法的措置をとっている。ギリシャ、スペインが違反者リストのトップ(各10件)以下、イタリア(8件)、アイルランド(5件)、イギリス、ドイツ及びフランス(それぞれ1件)の順となっている。一方、1999年の埋立処分指令(1999/31/EC)の国内法化が不完全であるとして6加盟(ベルギー、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、イギリス)に対して法的措置がとられている。
 なお、このセミナーには、ヴァルストロム環境委員の他、欧州議会環境委員会議長、加盟国や加盟申請国等の代表、NGO、マスコミが出席した。【欧州委員会環境総局】

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