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環境ニュース[国内]

三菱地所レジデンス、マンション向け玄関前宅配ボックス共同開発、再配達削減

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.08.30 【情報源】企業/2017.08.17 発表

 三菱地所レジデンスは、マンション向けの「各住戸玄関前宅配ボックス」の共同開発を始めた。同社は三菱地所のグループ企業で、住宅分譲事業を手掛ける。行う。宅配ロッカー製造・販売のフルタイムシステム(東京・千代田区)との開発で、共用の入口ドアや宅配ボックスが開錠できるIC(集積回路)カードを利用する。これにより、宅配荷物の再配達を削減する。

 ICカードを使って宅配事業者が玄関前宅配ボックスまで荷物を配達する仕組みとなり、業界初という。インターネット通信販売拡大に伴う宅配便の再配達増加による輸送で、CO2排出量が問題になっていることから、開発する。マンション共用部の宅配ボックスが満杯だったり、重い荷物を自室に運ぶのが大変だったりという課題も解決する。

 各住戸玄関前宅配ボックスは幅約50cm、奥行き約60cm、高さ約136cmの大きさがある。大容量で飲料水の段ボールや精米、ゴルフバッグなど大型の荷物にも対応する。共用部に従来設置していた宅配ボックスに加え、各住戸玄関前宅配ボックスを導入する。住戸数に対する宅配ボックス設置率は100%を超え、再配達削減につなげられる。

 不在時でも各住戸の玄関前まで配達ができるように、フルタイムシステムが提携したヤマト運輸などの宅配事業者や食品配送サービス会社に専用ICカードを配布する。共用部入口ドアや宅配ボックスの開閉記録を管理し、部外者のマンション内への侵入や荷物の紛失を防ぐ。2018年1月に着工する東京・文京区の新築分譲マンションに入れる。

【三菱地所レジデンス株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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