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環境ニュース[海外]

欧州委員会、厳格で分かりやすい新エネルギーラベルの運用開始を発表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2021.03.18 【情報源】EU/2021.03.01 発表

 欧州委員会は、2021年3月1日から一新されたEUエネルギーラベルが運用されると発表した。新ラベルは、冷蔵・冷凍庫、食洗機、洗濯機、テレビに適用される。2021年9月1日からは電球や照明装置も対象となり、今後衣類乾燥機、暖房機、空調機、調理機器、業務用冷蔵庫等に拡大が予定されている。25年の歴史のあるエネルギーラベルは、製品のエネルギー効率の評価と消費電力、水使用量、騒音等の情報を消費者に提供し、節電、環境負荷軽減、産業の技術革新を目指す。変更の要点は評価段階にあり、3段階あった最高評価レベル(A+、A++、A+++)をAに統合、AからGまでの7段階とし、基準を厳格化した。現時点ではA該当製品はなしとされ、従来のA評価製品はBとなる。消費者は、ラベル右上のQRコードから「エネルギーラベルに関する欧州製品登録簿(EPREL)」にアクセスし、製品の詳細な性能・規格を知ることができる。同日にエコデザインに関する規則も改正実施され、製品のエネルギー効率、修理可能性、リサイクル可能性の向上が図られた。2019年の調査では、消費者の93%がエネルギーラベルを認知し、79%は購入の決定に影響があると回答した。
【欧州委員会】

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