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環境ニュース[国内]

日本製鉄、「製鉄プロセスにおける水素活用」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.03.14 【情報源】企業/2022.01.07 発表

 日本製鉄株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社神戸製鋼所、一般財団法人金属系材料研究開発センター(JRCM)の4社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/製鉄プロセスにおける水素活用プロジェクト」に以下4つの開発項目を共同提案し、2021年12月24日に採択された。
 「グリーンイノベーション基金」は、2020年12月25日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の中で「経済と環境の好循環」を作り出すために組成された基金であり、製鉄プロセスの脱炭素化の実現に向けて、4社で本プロジェクトを推進していく。

 <プロジェクトの開発項目>
 1−@所内水素を活用した水素還元技術等の開発
  ・2030年までに、所内水素を活用した高炉における水素還元技術及びCO2分離回収技術等により、製鉄プロセスからCO2排出を30%以上削減する技術の実装。

 1−A外部水素や高炉排ガスに含まれるCO2を活用した低炭素技術等の開発
  ・2030年までに、中規模試験高炉において、製鉄プロセスからのCO2排出50%以上削減を実現する技術を実証。

 2−@直接水素還元技術の開発(日本製鉄、JFEスチール、JRCMの3社が共同実施
  ・2030年までに、低品位の鉄鉱石を水素で直接還元する技術により、中規模直接還元炉において、現行の高炉法と比較してCO2排出50%以上削減を達成する技術を実施

 2−A直接還元鉄を活用した電炉の不純物除去技術開発
 ・2030年までに、低品位の鉄鉱石を活用した水素直接還元−電炉一貫プロセスにおいて、自動車の外板等に使用可能な高級鋼を製造するため、大規模試験電炉において、不純物(製品に影響を及ぼす成分)の濃度を高炉法並みに制御する技術を実証。
【日本製鉄株式会社】

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