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環境ニュース[海外]

世界気象機関、気候変動によりインドとパキスタンで熱波発生率が30倍高まったとする研究を紹介

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.06.13 【情報源】研究機関/2022.05.24 発表

 世界気象機関(WMO)は、2022年3月から5月のインドとパキスタンの熱波気候変動のため30倍も発生しやすくなっていたとする、気候変動と極端気象の関係を研究する団体「世界気象アトリビューション」の研究を紹介した。
 この地域ではモンスーン季前の熱波は稀であるが、2022年は平年より早発し長期・広範に及んだ。両国の3月の月平均気温は、観測史上最高であった。インドでは、4月の43〜46℃の熱波に続き、5月中旬に各地で45〜50℃を観測した。パキスタンでも5月中旬にほぼ50℃を記録した。降雨量も平年を大幅に下回り、水、農業、生活、人命に多大の被害が生じた。インドでは山火事、パキスタン山岳地帯では氷雪の融解により氷河湖決壊洪水が起きた。温暖化が継続すれば、熱波は頻度を増し高温化する。産業化以前と比べ2℃上昇するシナリオでは、このような熱波は2022年よりも2〜20倍起こりやすくなり、0.5〜1.5℃高温となる。産業化以前の気候であれば、同じ現象が起きても1℃低かったと考えられる。研究者によると、以上は控えめの結論という。
世界気象機関

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