一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)新白滝山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.11.07 【情報源】環境省/2023.11.06 発表
環境省は、「(仮称)新白滝山風力発電事業計画段階環境配慮書」(JR東日本エネルギー開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、山口県下関市及び長門市において、最大で出力77,400kW(単機出力4,300kW×最大18基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)想定区域及びその周辺には、河川や保安林等が存在し、国際希少種であるオオサンショウウオ等の重要な水生動物も確認されている。このため、適切な調査、予測及び評価を行うとともに、土砂及び濁水の流出を最小限に抑えること等により、水環境及び水生動物に対する影響を回避又は極力低減すること
(2)想定区域及びその周辺では、国内希少種であるクマタカの生息が確認されているほか、ハチクマの渡り経路となっている可能性がある。このため、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】