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環境ニュース[国内]

日立エナジー、燃料電池メーカーのパワーセルグループとCO2排出量ゼロの水素発電機の実証機を開発

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.12.14 【情報源】企業/2023.11.22 発表

日立エナジーは、スウェーデン・ヨーテボリを拠点とする燃料電池メーカーPowerCell Group(パワーセルグループ)と、燃料電池技術を活用したCO2排出量ゼロの水素発電機HyFlex(TM)の実証機を開発した。
この水素発電機は、燃料電池と変電・付帯機器を一つの設備に纏めた一体型で、拡張性があり、送電網への連系が困難な環境におけるディーゼル発電機の代替として電力を供給することが可能。
遠隔地や騒音公害に配慮が必要な都市などにある建設現場、電動のダンプトラックや掘削機が増えている採掘現場、電力や熱の緊急バックアップが必要なデータセンターや病院、ホテル、さらには港で停泊中の船舶などにおいて、ディーゼル発電機に代わり持続可能な電力を供給できる。

HyFlex(TM)は、交流電力、熱エネルギー、水のみを生成しCO2排出量ゼロであるのに対し、一般的に1MVAのディーゼル発電機を定格出力で1時間稼働させる場合、225kgのディーゼル燃料を必要とし720kgのCO2が排出される。
同社は今後この実証機の開発で得られた知見を生かし、可搬型で一時的な利用に適した400-600kVAの中出力タイプを2024年後半、恒久的な利用かつ顧客のニーズに応じ複数ユニットを並べた設置が可能な1MVA以上の高出力タイプを2025年に発売予定。

【株式会社日立製作所】

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