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環境ニュース[国内]

ENEOS、廃プラスチックを利用したアスファルト舗装技術を開発、イオン新店舗で実証実験を開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2023.12.28 【情報源】企業/2023.12.08 発表

ENEOS株式会社は、廃プラスチックのみを骨材として利用するアスファルト舗装を、静岡県浜松市にイオンリテール株式会社が開店した全館環境配慮型の新店舗「そよら浜松西伊場」に敷設し、実証試験を開始した。

一般的な道路舗装は、約95%(重量比)が骨材と呼ばれる石や砂で構成され、バインダーと呼ばれるアスファルトがそれらをつなぎ留める役割を担っている。石や砂と異なり表面の凹凸がない廃プラスチックの骨材利用においては、骨材同士の噛み合わせが生じないことで舗装強度が大きく低下してしまうことが課題だった。
今回の実証試験では、廃プラスチック骨材への粘着力や、変形に耐えられる強度を付与したバインダーを開発して使用するとともに、送電線の絶縁材として広く使用されている架橋ポリエチレン廃材を骨材として利用している。

今回の敷設では、駐車場2台分の舗装に約1トンの架橋ポリエチレン廃材を利用しており、約1.2トンのCO2排出削減効果が見込まれる。電線業界で発生する年間約5,000トンの架橋ポリエチレン廃材にこの技術を適用できれば、約6,000トンのCO2排出削減効果が期待される。

【ENEOS株式会社】

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