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環境ニュース[海外]

自然保護地域における家畜アンモニア規制法を提案

自然環境 自然公園】 【掲載日】2001.07.11 【情報源】オランダ/2001.06.29 発表

 オランダ住居・特別計画・環境省のプロンク大臣と、農業・自然管理・漁業省のブリンクホルスト大臣は、議会下院に、「アンモニアと畜産に関する法律(the Ammonia and Livestock Farming Bill)を提出。
 同法では、アンモニア排出規制のため、貴重な原生地域や森林地域など国の生態系ネットワーク(及びこれらのエリアから500m以内の地域)において、新たに畜産業を開始することを禁止することとなる。また、こうした地域における畜産業も大幅に削減していく方針を示す。
 ただし、当該地域においても、自然環境を保全する目的の畜産、羊や馬の放牧は許される。また、有機的な畜産(organic livestock farms)についても、制限なく拡大することができる。
 これら以外の家畜を飼育する畜産業者は、アンモニア排出基準を遵守しなければならない。酪農の場合のアンモニアの排出上限は、年間800kgとされる。養豚、養鶏業者については、技術の現状を考慮しながら、現在の排出レベルに基づいて排出上限が設定される。排出上限は、個々の畜産業者からの排出が増えないようにするためのもの。このため、各業者は、より進んだ技術を導入することなしに、家畜の頭数を増やすことができない。
 なお、同法は、2002年1月1日から施行される予定。
【オランダ住居・国土計画・環境省】

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