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環境Q&A

紙類の処理について 

登録日: 2008年03月24日 最終回答日:2008年03月29日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.27345 2008-03-24 10:50:00 ZWlae5e 中部環境初子

自治体の分別に基づいて紙類の処理をしていますが、社内の環境活動の一環として、紙を土に戻すという実験をしています。
シュレッダー後の紙を土壌の上に被せて、土と混ぜ土に戻す試みなのですが、自治体の分別で紙の中で、
コピー用紙においては可燃物として処理をするようになっています。
コピートナーの種類によっては資源にならないと言うことで新聞紙やチラシと同じ扱いをしてはいけないと言うことです。
と言うことは現在、コピー用紙のシュレッダーしたものを土に戻す試みをしていますが、それは問題となるのでしょうか?
それとも問題ではありませんか?
教えてください、お願いします。

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No.27415 【A-11】

Re:紙類の処理について

2008-03-27 16:01:31 神奈中ISO (ZWla5f

こんにちは、A-10コロ様の回答で正解でしょう

「専ら物」で検索すると色々でてきます、たとえば以下、不適正事例(専ら物の例を参照)
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sanpai/guide/case/definition.htm

許可及びマニフェストの発行は不要ですが委託契約は必要としています

法で言うと一般廃棄物に関して7条、産業廃棄物に関して14条

No.27438 【A-12】

Re:紙類の処理について

2008-03-29 01:16:15 せららばあど (ZWl5a36

少しでも環境に負荷をかけないため、焼却や再生紙利用ではなく、多様な発想で処理方法の実験をお考えになることは、いいことだと思います。

ただ、土壌還元については、少々心配なところがあります。
少し前に、紙ではなくて生分解性プラスチックに関するQAで、私も雑駁ながら情報を提供させていただきました。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=26338

要は、メインの成分が分解されたとしても、副次的な成分が分解されない、あるいは分解されたとしても分解途上の成分が環境に悪影響を及ぼすかもしれない、ということです。
生分解性プラスチックの場合は、こうした理由からアメリカでも使用禁止らしいので、日本の研究者もその点をクリアすべく、研究を続けておられるようです。

新たな解決策を見つけようとするときは、こうしたことも想定しておかなければならないと思います。

今回ご質問も、無機や有機のトナーだけでなく、紙を白くするための塩素や酸化チタンその他の含有成分の動態、分解後の土壌を農業や園芸に用いる際の影響などについても検討されると良いかも知れません。
自社だけで困難なら、大学の研究者や自治体の産業技術研究所などに相談してみられるのも方法だと思います。

ちなみに、廃棄物処理法は「紙」を「専ら物」と規定しているのではなくて、「専ら再生利用の目的となる」紙を扱う業者は許可が要らない、としているだけなので、「再生」と認められなければ、紙を扱う業者であっても許可が要るはずです。

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