一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、COP30のアクション・アジェンダを進めるための作業プログラムを発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.08.04 【情報源】国連/2025.07.17 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2025年11月のCOP30を前に、COP30アクション・アジェンダを前進させるための作業プログラムを発表した。アジェンダは、主催国ブラジルが同年6月に発表。プログラムはその運用を担う。
近年、取組は進展・活発化したが個別の活動が散開した状況だ。
そこで、調整・実行・支援を強化し、部門を超えた取組と総合的な進捗を図る。
アジェンダは、
1)エネルギー・産業・運輸の移行、
2)森林・海洋・生物多様性の保全適正管理、
3)農業食料システムの改革、
4)都市・インフラ・水供給のレジリエンス構築、
5)人間と社会の開発の促進、
6)分野横断的な手法(資金・技術・能力構築など)
を目標とし、各目標は合計30の具体的目標(再生可能エネルギー容量の3倍増、森林減少の停止など)を含む。
各目標のもとに活性化グループを設置し、実施中の取組を集約・調整・報告する。
COP30は「グローバル・ムチラン(mutirão:ブラジルで「協力」の意)」をスローガンに、参加・資源の集約・協働を進める。
【国連気候変動枠組条約】