一般財団法人環境イノベーション情報機構
コペルニクス気候変動サービス、2025年7月の世界気温は史上3位と報告
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.08.25 【情報源】研究機関/2025.08.07 発表
コペルニクス気候変動サービス(C3S)は2025年7月の気象観測データを公表し、世界平均気温が7月として史上3番目に高かったと報告した。主な内容は以下の通り。
<地上気温>
・世界平均は16.68℃で1991〜2020年の平均を0.45℃上回った
・記録的高温の2023年7月より0.27℃、2024年7月より0.23℃低いが、産業革命前の水準を1.25℃上回った
・2024年8月〜2025年7月の12ヶ月平均は1991〜2020年平均を0.65℃、産業革命前平均を1.53℃上回った
・欧州の平均は21.12℃で史上4番目の高温、北欧や南東欧では熱波、トルコでは史上最高の50.5℃
<海面水温>
・南緯60度〜北緯60度の平均は20.77℃で史上3番目の高温
・北大西洋・北太平洋西部等で記録的高温
<海氷面積>
・北極では平年比10%減で史上2位タイ、南極では平年比8%減で史上3番目の低水準
<降水量>
・中欧や北フランス等は平年より多く、北欧やギリシャ等は少なかった
・米国東・中南部など多くの地域で洪水が発生した
【コペルニクス気候変動サービス】