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環境ニュース[国内]

遺伝子組換え「光るメダカ」の不法輸入が判明

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.02.03 【情報源】環境省/2006.02.03 発表

 環境省は2006年2月3日、日本で「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)」による使用承認を受けていない遺伝子組換えメダカが同法違反であることが認識されないまま、国内の複数小売店で販売されていたと発表した。
 このメダカは「光るメダカ」として台湾で観賞用に開発された組換えメダカで商品名はナイトパール。クラゲの遺伝子が導入されており、黄緑色の蛍光色を発する。
 06年1月16日に環境省と農林水産省が都内の観賞魚店を立入検査し、回収した個体を国立環境研究所と水産総合研究センターが分析した結果、組換え生物であることが確認されたほか、販売ルートを調査した結果、1軒の卸業者がこれまでに約800匹の組換えメダカを台湾から輸入し、12軒の小売店に販売していたこともわかったという。
 事態を把握した環境省と農林水産省は、販売された組換えメダカが野外に放出された場合、生物多様性に影響を与える可能性があるとしてただちに、(1)地方環境事務所などを通じ卸業者・小売店に対し、販売中止と販売したものの回収、再発防止を指導したほか、(2)自治体の関連部局、関連業界団体に改めてカルタヘナ法の周知を依頼。(3)また、台湾の開発業者に対し、法に基づく承認手続がなされるまで日本向けに輸出しないよう依頼する−−などの対策を講じた。
 なお2月3日までに約250匹の組換えメダカが回収されたが、まだ回収されていないメダカも多く存在するため、環境省は購入者に「販売を行った小売店などに返品するよう協力してほしい」と呼びかけを行っている。【環境省】

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