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環境ニュース[海外]

中国 世界最大のMBR技術水処理場が運行

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.05.14 【情報源】中国/2006.06.27 発表

 6月23日、北京市密雲県再生水処理場の竣工式典が同市密雲県汚水処理場で行われた。事業は北京市発展改革委員会、密雲県発展改革委員会によって資金投入され、総事業費は9426万元になる。そのうち管網建設に1400万元投入する。もともと2年で建設する予定であったが、現在わずか8ヶ月で竣工、試運転を開始した。
 密雲県再生水処理場の設計規模は日量4.5万立法メートル(現行のものでは日量3万立法メートル)、処理コストは0.67元/トンで、清華大学環境科学工程系が技術支援を行い、北京国環清華環境工程設計研究院が設計を行い、北京碧水源科技発展有限公司が施工を実施した。
 再生水処理場は汚水処理場の第二沈殿池から取水し、沈殿槽−曝気槽−膜槽−紫外線消毒−最終出水というプロセスである。現在の取水状況は、COD30mg/L、BOD4.8mg/L、SS6mg/L、アンモニア窒素0.28mg/L、全リン0.06mg/Lと、出水の水質は高水準である。この事業は現在世界最先端の膜―生物反応器(MBR)を採用した。
 同事業は、中国の現在最大のMBR汚水処理事業であり、世界最大のMBRの一つでもある。【中国環境報】

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