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環境ニュース[海外]

ドイツ ルワンダの国立公園を支援。気候変動対策と生物多様性の維持に160万ユーロ

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.10.23 【情報源】ドイツ/2009.10.15 発表

 ドイツ連邦環境省は、10月15日、ルワンダのニュングェ国立公園の保護活動に約160万ユーロを提供すると発表した。コブレンツ・ランダウ大学が、ルワンダの関係団体とともに、2012年までに、国立公園の周辺に保護区を設置し、雲霧林の伐採を食い止めることを目指すという。
 ルワンダは、生物多様性の「ホットスポット」であり、ニュングェ国立公園には東アフリカ最大の雲霧林がある。一方で、主要なエネルギー源は木材で、こうした森も、破壊の危機にさらされている。
 今回のプロジェクトでは、ニュングェ国立公園周辺で、森林を保護するために、農業と森林業を集約化。さらに、農用地で樹木を栽培するアグロフォレストリーシステムにより、森林で木を伐採せずに済むようにする。土壌の侵食の防止にもつながり、CO2は、樹木や土の中の有機物に固定化される。
 なお、連邦環境省は、国際気候イニシアティブにより、途上国での温室効果ガス排出削減プロジェクトや地球温暖化の影響への適応プロジェクトに対し、財政支援を行っている。ルワンダの国立公園の保護は、2008年にドイツ・ボンで開催された生物多様性条約締約国会議において、ガブリエル環境大臣が発表した国際的な取り組み「ライフウェブ」にも貢献する。【ドイツ連邦環境省】

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