国連環境計画、環境持続可能性をテーマに「人と自然」展示会を開催

　国連環境計画（UNEP）の本部（ナイロビ）で、2012年1月5日から7日間、「人と自然」と題する展示会が開催される。展示される作品は、中国の一流画家21人による、人と自然の間のさまざまな相互作用を表現した細密な伝統画で、自然に支えられている人間、人間活動による環境への圧力、人と自然界との調和が描き出されている。UNEPでは、2012年6月の「国連持続可能な開発会議（Rio+20）」が近づくなか、これら展示作品は、持続可能な開発の環境側面に対する人々の意識を啓発する有効な手段であり、こうした面で芸術が果たす大きな役割を実証しているとしている。
　展示会の開会式には、作品を贈った画家らも参加した。2011年7月に、中国環境保護部の周大臣がUNEP本部にシュタイナー事務局長を訪ね、国際環境協力やグリーン経済の促進について話し合うなど、中国とUNEPの環境に関する交流が続いている。【国連環境計画】