一般財団法人環境イノベーション情報機構
マツダ、減速エネルギー回生技術やアイドリングストップ搭載の軽「フレア」発売
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.29 【情報源】企業/2012.10.25 発表
マツダは、減速エネルギー回生技術やアイドリングストップシステムを搭載して燃費性能を高めた軽自動車「フレア」とスポーティーモデルの「フレアカスタムスタイル」を10月25日発売した。環境意識の高まりから燃費性能に優れる軽自動車が注目される中、エネルギー効率を高める技術でニーズに応える。全車がエコカー免税の対象になる。減速エネルギー回生は、車が減速する際の運動エネルギーを電気に変換して電装品に使用し、エンジンの発電負荷を軽減する。アイドリングストップシステムは、ブレーキを踏んで速度が13km以下になるとエンジンを自動停止して燃料の消費を減らす。アイドリングストップ中の室内の温度上昇を抑え、エンジン停止時間を延ばす技術も採用した。
ドライバーの環境配慮運転を支援する装備もあり、運転中にスピードメーターの照明の色で燃費が良い状態を示す「エコドライブアシスト照明」と、運転終了後に環境に配慮した運転の度合いを100点満点で採点する「エコスコア」と呼ぶ機能を備える。駆動系は、パワフルなエンジンと副変速機構付きCVT(無段変速機)で走りと燃費を両立する。
燃費は、実際の走行に近い新基準のJC08モードで前輪駆動車が1Lあたり28.8km。4輪駆動車は同27.8km。フレアカスタムスタイルに設定したターボの4輪駆動車は同25.0km。115万1850円から。燃費性能に加え、大人4人が快適に過ごせる室内空間と、ドアの広い開口部と低く平らなドアステップで乗り降りを楽にした特長をアピールして販売する。【マツダ(株)】