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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、CIS太陽電池で変換 効率14.6%を達成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.06.21 【情報源】企業/2013.06.18 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、独自のCIS薄膜太陽電池工場の生産ラインで、エネルギー変換効率14.6%(出力179.8W)のモジュール製造に成功した。現在主流の多結晶系シリコン太陽電池モジュールと同レベルとなる。第三者機関の米国保険業者安全試験所(UL)で認証された。
 CIS薄膜太陽電池は、銅(C)、インジウム(I)、セレン(S)を使用して独自技術で生産する次世代型となる。設置容量あたりの実発電量が従来型と比べて高いことや、原料からリサイクル処理まで環境に配慮して設計・生産していることが特徴になっている。変換効率14.6%のモジュールは、主力工場の国富工場(宮崎県国富町)で製造した。
 国富工場は年産能力900MWの世界最大のCIS薄膜太陽電池工場で、商業運転している生産ラインで製造に成功したことは量産に向けた好材料になる。同社はこれまで、30cm角のサブモジュールの開口部面積で世界最高効率の17.8%や、カドミウムを含まない約0.5cm2の薄膜太陽電池セルで19.7%の世界記録を達成している。
 ソーラーフロンティアは、CIS薄膜太陽電池の利点になる実際の発電量の多さを訴えるCMを制作し、6月22日までJR中央線の車内放送でアピールするほか、特設ウェブサイトで公開する。生産ラインでの変換効率14.6%達成を弾みにソーラーフロンティアは、高出力太陽電池の量産化を目指して技術研究・開発を推進する。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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