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環境ニュース[国内]

清水建設、建設重機アイドリング監視システムを開発、環境貢献度「見える化」

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.12.02 【情報源】企業/2013.11.27 発表

 清水建設は、建設重機アイドリング監視システムを開発・実用化した。造成工事などで使われる建設重機のアイドリング防止を目的に、オペレーターの環境保全への貢献度を「見える化」してCO2排出量削減につなげる。東日本高速道路が発注した常磐自動車道の宮城県山元町の工事でブルドーザーとローラーに試験的に適用し、効果を確認した。
 監視システムは建設重機メーカー、機種を問わず搭載でき、GPS(衛星利用測位システム)、加速度センサー、エンジンのオン・オフを認識するセンサー、情報を現場事務所のパソコンに送信する通信機器、アイドリング状態を検出するソフトで構成する。稼働時間、アイドリング時間からアイドリング率とアイドリング中のCO2排出量を算出する。
 同時にオペレーターの環境配慮運転を100点満点で判定して評価する。常磐自動車道の試験では、環境配慮運転判定の結果をオペレーターに示して環境教育を実施した。受講後、オペレーターは自ら積極的にアイドリングストップを行うようになり、アイドリング時間が106分から20分に80分以上短縮された日があるなど、大きな効果も確認された。
 建設現場では近年、環境教育が浸透してCO2発生量を抑制するさまざまな取り組みが実施されている。清水建設は効果をさらに高めるために地道な活動が不可欠と考え、建設重機のアイドリングに着目した。状況を調べたところ改善の余地があることが分かり、アイドリングを監視するシステムを開発した。総合評価方式の技術提案に織り込む。【清水建設(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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