一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大阪ガス、操業中の名古屋発電所隣接地にバイオマス混焼石炭火力発電所を新設

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2014.03.17 【情報源】企業/2014.03.13 発表

 大阪ガス100%出資の発電事業会社、ガスアンドパワーが株式の95%を保有する発電会社、中山名古屋共同発電は、操業中の名古屋発電所(愛知県武豊町)の隣接地に、バイオマス混焼の石炭火力発電所を新設する。ベースになる石炭燃料と木質バイオマス燃料を混焼することでCO2排出量を抑制する。2016年度後半に運用を始める。
 バイオマス混焼は、木質などの生物資源バイオマス)を石炭に混ぜて発電燃料に利用することを意味する。バイオマスも燃焼によってCO2が発生するが、植物が成長する過程でCO2を吸収しているため、CO2の総量は増えないことになる。新設するバイオマス混焼石炭火力発電所では、木質系バイオマス燃料を30%混ぜて燃焼する。
 バイオマス混焼石炭火力発電所は11万kWの発電容量があり、ボイラー設備、蒸気タービン、発電機、燃料運搬・貯蔵設備、環境対策施設などで構成する。木質の小粒固形燃料(ペレット)などを石炭とともに燃料に使用する。既設発電所に隣接した場所に造り、経験やノウハウを活用して効率的に操業する。
 名古屋発電所は、石炭だきのボイラータービン発電で14万9000kWの出力がある。2000年4月に運用開始し、中部電力に電力を供給している。大阪ガスグループは、これまで手掛けてきたガス火力発電や再生可能エネルギーなどにバイオマス混焼石炭火力発電を加え、環境負荷を抑えながら電源規模を拡大して電力事業の強化を図る。【大阪ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク