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環境ニュース[海外]

IPCC、気候変動に関する第5次評価報告書を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.11.14 【情報源】国連/2014.11.02 発表

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、IPCC第5次評価の最終成果物となる統合報告書を公表した。本報告書は、13か月間に公表された、800名を超える科学者による評価報告書の成果を抽出及び統合させて完成したもので、気候変動に関する最も包括的な評価となった。
 報告書では、気候変動が引き起こす社会・自然界の様々な階層に対する広範囲かつ深刻な影響とその現状、最貧発展途上国及び被害を受けやすい脆弱なコミュニティにおける持続可能な開発と貧困根絶の達成の必要性、低炭素社会への移行と経済の両立の可能性が指摘された。今後の取組みには、気候変動リスクへの備えとなる適応策の検討と、温室効果ガスの実質的かつ持続的な削減取組みが重要であるほか、影響軽減策のコストを人の健康、福祉、開発等を含めた様々な共通の利益に基づいて考え、温室効果ガス排出量を2010〜2050年に40〜70%削減、また2100年にはゼロ以下にして、温度上昇を2度以内に抑える取組みを進めるべきとしている。【気候変動に関する政府間パネル】

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