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環境ニュース[国内]

住友電工、バンコクの渋滞改善へ交通管制システムの維持・管理技術普及事業開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.09.04 【情報源】企業/2015.08.31 発表

 住友電気工業は、タイ・バンコクの交通渋滞問題改善に向けた交通管制システム維持・管理技術普及事業を始めた。渋滞を低減することで温室効果ガスの排出削減と安全性の向上を図る。独立行政法人国際協力機構JICA)が公募した「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に提案して採択された。
 交通管制システム維持・管理技術普及事業は、試験的なシステム構築と、現地の関係当局者に対する研修がパッケージになっている。交通管制システムを導入して交通渋滞改善の効果を実証すると同時に、システムの維持・管理技術を伝える。これによって、システムが長期間稼働することの利点や重要性への理解を促す。
 住友電工が日本で展開している交通管制システムの技術は、道路上に設置した車両感知器で交通量などのデータを収集し、そのデータを基にして、リアルタイムで交通信号の赤と青のタイミングを制御する。交通渋滞が大きな社会問題になっているバンコクでこの管制システムを活用して温室効果ガスの排出削減につなげる。
 住友電工はこれまでもJICAの調査の社会実験などを通してタイやミャンマーで納入実績があり、日本と異なる交通環境にシステムを適合させるノウハウを蓄積してきた。今後、日本での技術と現地の状況に合わせたシステムの提案・導入を進める。これにより、バンコクをはじめ、渋滞解消が重要課題になっている国の交通環境を改善する。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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