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環境ニュース[国内]

住友商事、電気事業会社を通じて山形に木質バイオマス発電所建設、東北最大級

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2015.10.06 【情報源】企業/2015.10.01 発表

 住友商事は、100%出資する特定規模電気事業会社、サミットエナジーを通じて山形県酒田市に木質バイオマス発電所「酒田バイオマス発電所」を建設する。東北地方で最大級のバイオマス発電所になる。2016年6月をめどに工事を始め、2018年5月の商業運転開始を目指す。サミットエナジーが展開する電力小売り事業の新たな電源にする。
 酒田バイオマス発電所は5万kWの出力があり、酒田市の酒田港に隣接する酒田臨海工業団地に設ける。事業主体はサミットエナジーが100%出資して2012年12月に設立した事業会社、サミット酒田パワーで、約250億円の総事業費を見込んでいる。燃料は、山形県と周辺地域の未利用材、林地残材をはじめ、国外からも幅広く調達する。
 国産木質チップと輸入木質ペレット(固形燃料)の取り扱いで実績がある住友商事の生活資材・不動産本部を窓口に、燃料を集める。サミットエナジーのバイオマス発電は、新潟県糸魚川市の糸魚川バイオマス発電所(5万kW)が稼働中のほか、愛知県半田市で2017年6月の運転開始に向けて半田バイオマス発電所(7.5万kW)を開発している。
 サミットエナジーは、今回新設を決めた酒田バイオマス発電所を加えて、大型バイオマス発電所を3カ所保有・運営する国内最大級のバイオマス発電事業者になる。バイオマス発電は再生可能エネルギーの中でも太陽光発電風力発電と違い、天候の影響を受けることなく24時間フル稼働でき、電力小売り先の企業や家庭向け需要にも対応する。【住友商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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