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東芝燃料電池システム、世界最高水準の効率を達成した燃料電池の実証運転を開始

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.02.18 【情報源】企業/2016.02.10 発表

 東芝燃料電池システムは、世界最高水準の発電効率を達成した次世代型の“純水素型燃料電池システム”の実証運転を始める。同社は東芝のグループ企業で、燃料電池に関する事業を手掛けている。実証運転は、岩谷産業が東京・大田区に2月12日開所した水素ステーション「イワタニ水素ステーション東京池上」で実施する。稼働データを収集すると同時に、運転方法や適用の利点などを検証する。
 東芝燃料電池システムが今回開発した純水素型燃料電池システムは、700Wの出力があり、55%の発電効率を実現している。水素をそのまま燃料にする純水素型は、CO2を全く発生させることなく発電できる。2014年度に開発したモデルをベースに、水素利用効率を向上させるとともに、電池部材を改良して電池の電圧特性を高めた。
 この燃料電池システムは1、2分の短時間で起動して発電が始められる。8万時間の耐久性があり、停電時にも発電できる自律機能を備える。実証システムの貯湯ユニットは、家庭用燃料電池「エネファーム」向けの長府製作所製を使用した。熱回収効率を合わせた総合効率は95%だ。現在、水素燃料に対応した補助ボイラーを開発している。
 イワタニ水素ステーション東京池上は、コンビニエンスストア「セブン-イレブン大田区池上8丁目店」を併設する。燃料電池システムで発電した電気は、同店の照明などに利用し、発電の際につくる温水は店舗の洗浄用シンクで使われる。同店では純水素型燃料電池による環境負荷低減を実証し、小売店での燃料電池活用の将来性を検証する。【東芝燃料電池システム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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