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環境ニュース[海外]

CCACのハイレベル会合、ハイドロフルオロカーボンの段階的削減のためモントリオール議定書の改正を支持

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2016.08.09 【情報源】国連/2016.07.22 発表

 短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)に参加する25か国の大臣および高官級の代表者は、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の使用を段階的に削減するためモントリオール議定書の改正を求める声明を採択した。HFCの段階的削減は、SLCPを削減し、パリ協定の目標を達成するための最良の方法の1つだという。HFCの多くは、地球温暖化係数(GWP)がCO2の数百から数千倍高く、段階的削減によって2100年までに温暖化を最大0.5℃抑えられると見込まれている。また、温室効果ガスの排出は、HFCを用いる機器のエネルギー効率を改善する措置によっても削減できる。例えば、2030年に販売されるエアコンの平均的な効率を30%改善すれば、耐用年数を通じてCO2排出を最大250億トン削減できる可能性があるという。さらに、途上国の段階的削減を支援するためモントリオール議定書の実施のための多国間基金への支援を増やす必要があることも確認された。

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