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環境ニュース[国内]

日本環境協会、東日本大震災からの緑の復興支援事業で福島県新地町に苗木を植樹

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2016.10.12 【情報源】企業/2016.10.04 発表

 公益財団法人の日本環境協会は、事務局を務める東日本大震災からの緑の復興支援事業「Project(プロジェクト)D」で、福島県新地町に10月29日に、苗木を植樹する。三菱電機の社員や同町の住民たちが育てたドングリなど4000本の苗木を子どもたちが受け継ぎ、植樹祭で植える。植樹祭は、福島県相双建設事務所が整備している埒浜防災緑地で開かれる。

 プロジェクトDでは、2011年3月に発生した震災後の同年秋から、福島県で拾ったドングリを育てる里親を募った。ドングリが全国各地で苗木に育ったことから、福島に里帰りする。今回は、プロジェクトに参加した三菱電機の社員や同町住民が里親になったドングリを植える。地元の子供たちが緑豊かな森に育つように願って植樹する。

 植樹祭では仙台駅に午前9時に集合し、午後5時に同駅で解散する無料バスツアーを実施する。三菱電機が協力する。苗木を育てた里親をはじめ被災地の力になりたい人たちに向け、津波で大きな被害を受けた沿岸部の緑地再生活動への参加を呼び掛けている。高さ14mの展望台見学やコスモスの摘み取り、菜の花の種まきも予定する。

 プロジェクトDは福島、宮城、岩手の3県で採集したドングリを全国の里親が育て、津波で失われた海岸林などの再生のために、成長した苗木を植樹する取り組みだ。地元で集めたドングリを植え戻すことで、地域の生物多様性保全にも配慮する。里親は2013年まで募集し、約9000本の苗木が育った。2014年度から苗木の植樹を進めている。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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