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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、地域社会が海面上昇に備える新シナリオを開発

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2017.02.03 【情報源】アメリカ/2017.01.19 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)などは、海面上昇が経済とインフラに及ぼす影響に備えるためのデータを地域社会に提供する新たな海面上昇シナリオを開発した。海面上昇は地球規模で発生しているが、場所によって進行速度は異なり、この差は将来も続くと見られる。各地域の対策決定者はその地域の脆弱性を評価するため地域固有の情報を必要としている。そこで、NOAAなどの研究者は、地球規模の海面上昇シナリオを土地の隆起や海洋循環の変化などの地域の要因と組み合わせた。最新の査読付き論文に基づき、6つの地球規模の海面上昇シナリオを10年単位で改善した。解像度を約70マイルまで絞り込んだことにより、フロリダ州マイアミとアラバマ州モビールの沿岸管理者が同じシナリオを使って異なる結果に備えることができるという。一部のシナリオでは太平洋岸北西部では地球規模の平均より海面上昇が遅く、太平洋岸北東部では速いことが予想されているという。【アメリカ海洋大気庁】

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