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環境ニュース[海外]

IPCC、1.5℃の地球温暖化に関する特別報告書の執筆者を決定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.03.07 【情報源】国連/2017.02.20 発表

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、産業化以前と比べ1.5℃の地球温暖化の影響および関連する温室効果ガス排出の道筋についての特別報告書を作成する専門家チームを決定した。この報告書は、気候変動への対処、持続可能な開発、貧困撲滅の取組を強化することを目的として作成される。報告書は2018年9月に完成予定となっており、その後2018年後半にはパリ協定に基づく促進的対話が開催される見込み。専門家チームは、科学的、技術的、社会経済的専門性、地理的代表制、男女比、IPCCでの経験の有無を考慮して選出した。39か国の86人の専門家で構成され、女性は38%、途上国および経済移行国の専門家は51%、IPCCプロセスへの参加が初めてとなる専門家は26%を占める。第一回の筆頭執筆者会議は2017年3月6〜10日にブラジルで開催される。IPCC第二作業部会の共同議長デブラ・ロバーツ氏は、「この報告書は利用可能な科学を評価し、安全な気候、公平で持続可能な世界を達成するための政策的選択肢を示すことで、COP21で開始された重要な取組を促進するだろう」とした。【気候変動に関する政府間パネル】

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